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オリンピック開催国がワインブームを引き起こす理由
2016年 ブラジル リオオリンピックのワインストーリー
2016年、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたリオオリンピックで、ブラジルワインがブームとなったことはとても有名です。
ブラジルはオリンピックが終わった今でも生産が大きく伸び、輸出量も増加しています。
ブラジルワインはオリンピックが開催されるまで、世界的にもさほど有名ではありませんでした。
増加の理由はブラジルに訪れた世界中の観戦客が初めてブラジルワインを口にし、そして帰国後もブラジルワインを消費していることが大きな理由です。
2008年 中国 北京オリンピックとワインのストーリー
北京オリンピックの最中、中国でもワインブームが起こりました。
理由としては2008年に香港でワインの関税がゼロになったことによる輸入の拡大。
クリスティーズなどの有名オークションが香港に進出し、2009年にはニューヨークやロンドンを抜いてワインの成約額で世界一になったこと。このニュースで富裕層たちによる高級思考と安くて美味しいワインの2局化でブームを引き起こしました。
ブラジルのストーリーとは全く異なりますが、中国では海外からのワインを輸入し、国内での消費が急激に増加します。
中国がワインの市場に入ってきたことで、これまで手が出せる値段だった五大シャトーなんかも、手が出せない値段へと跳ね上がっていきました💦
一見、オリンピックとは関係ないように思うかもしれませんが、オリンピックを観戦しながら、またオリンピックの記念にワインの需要が延びたという情報もあります。
2012年 イギリス ロンドンオリンピックで初の公式ワインが登場
この大会で史上初となるオリンピック公式ワインが誕生しました。
赤、白、ロゼの3種類のワインで、
白(シュナン・ブラン)とロゼ(ピノ・タージュ、シラー、メルロ)は南アフリカ産、
赤はブラジル産(シラーズ、テンプラニーリョ)ヴィンテージは2012年ものでした。
そして、イギリスではゴミ問題が深刻化していて、環境問題にもいち早く取り組みを見せている国でしたので、オリンピック公式ワインの提供はペットボトルとなっていました。
東京2020オリンピック公式ワインとは
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP528734_Q0A210C2000000/
日経新聞で取り上げられていた記事です😊
日本のワインは気候風土的にもワイン用ブドウの栽培に適している国とは言えないこともあり、あまり、世界の人たちからは日本ワインが認知されていません。
とはいえ、日本でも世界でも通用するワインは数多く存在していて、オリンピックで来客される海外の方たちにアピールできるチャンスだったのに、コロナのせいもあり、とても残念な結果になってしまいました😢
日本のワインがブラジルのように世界から認知されるように私も陰ながら応援できればと思います。