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沈まない船タイタニック号での晩餐ストーリー
船が沈んだ夜、
私たちのディナーのテーブルは
まるで、絵のようでした。
どのテーブルにも置かれた果物のバスケットには、
大ぶりなブドウがてっぺんにのっていて、
胸がワクワクしました。
いろんな料理がたくさん出されて、
素晴らしい魅力に溢れていました
・・・タイタニック船客 ケイト・バス
1912年4月、当時人間が作り出した中で最も豪華で巨大な移動建造物「タイタニック号」の悪夢の沈没から100年以上の月日が流れました。
この船は最大級の客船というだけではなく、当時最新鋭の厨房施設を兼ね揃えていました。
タイタニック号の巨大な調理室では80人の厨房スタッフが24時間体制で1日に6000食に近い食事を提供し続け、
タイタニック号に引き寄せられた、ある乗客達は一等の豪華なレストランで豪華絢爛な食べきれないほどの食事とワインを楽しみ
また、ある乗客達は3等の食堂でシチューとダンスを楽しみ
どんな乗客達も夢と楽しみに溢れた顔で、海上の道を料理と共に美しく彩っていたといわれています。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784336041265
タイタニックの最後の晩餐のレシピを正確な資料をもとに作られた本です。
タイタニック号の処女航海は4月10日、アメリカのニューヨークを目指してイギリスを出港しますが、その僅か、4日と半日後に氷山にぶつかり沈没してしまします。
「夢の豪華客船」「沈まない船」と謳われたタイタニック号の想像を絶する悲劇は今でも注目は集められたままで、沈没から100年を迎えた2012年はさまざまなイベントが行われていました。
注目すべき、イベントの1つが競売です。
タイタニック沈没前日のメニュー表が史上最高額を記録
沈没前日の一等船客用のランチメニューがイギリスで競売にかけれら、7万6000ポンド(日本円にして約1千万円)という史上最高額を記録したことで話題となりました。
https://www.afpbb.com/articles/-/3058959
写真はこちらのAFP BB ニュースサイトから引用させていただいてます🙇♀️
競売人によるとメニュー表は2枚あり、1つは一等船客用で102,000ドル、もう1つはVIP用の12種類の正式なランチコースメニューでこちらは58,000ドルでの落札だったようです。
この2つのメニューの持ち主は、釣り旅行のためにタイタニック号に乗船し、沈没直前にアイルランドのコープで下船した兄弟のものという情報が有力です。
他にもネット上では様々なタイタニックを彩ったメニュー表や遺留品がオークションにかけられています。
当時のタイタニック号の一等特別室の1泊の料金は4,350ドルと言われており、6日間の旅の食事も贅沢なものでした。
落札された1912年4月の1等船ランチメニュー
❶まず、最初にスープから始まったようです。メニューを見る限り、コンソメスープかチキンとねぎのスープをチョイスをチョイスできたのでしょうか。
❷ブリルという、ひらめのような大魚の切り身
❸アスパラガス入りの卵料理
❹メリーランドチキンと呼ばれるものは鶏肉をオーブンで油と共に揚げ、ホワイトグレービーソースを添えた料理のことです
❺ダンプリングは小麦粉を使った団子で焼売のようなものです。メニューを見る限り、ビーフと野菜が詰まった蒸し団子だと思います。
❻羊のグリル
❼ジャケットポテトというのはイギリスでは皮ごとオーブンでじゃがいもを焼き上げることから、芋がジャケットを着ているように見えるためジャケットと呼ばれています。
発想がイギリスっぽいですね( *^艸^)
ここでは、いろんな調理方法のポテトのつけ合わせが出ていたのでしょうか?
❽カスタードプリン
❾アップルメレンゲのスィーツ
ここまでが、1人一皿づつ提供されていたのだと思います。
そして、さらにブッフェも設置されていたようです。
➓サーモンマヨネーズ、ローストビーフ、ノルウェー産のアンチョビ、小えびのバターソテー、仔牛のパイなどしっかりとした魚料理や肉料理、野菜料理がずらりと並んでいます。
さらにはチャダーチーズやエダム、ゴルゴンゾーラやロックフォールなどの8種類のチーズなども提供されていたことがわかります🧀
タイタニックと共に沈んでいるワイン
タイタニック号から様々な遺品が引き上げられてきた中、未だ、ワインに関しては残念ながらリスト等が見つかっていません。
しかし、70銘柄のシャンパーニュ、54種類のボルドー、48種類のブルゴーニュ
そして、ドイツのモーゼルとイタリアワインの幅広いセレクションが記載されていたという記録のみ残っています。