私が初めて飲んだシャンパーニュはブーブ・クリコのイエローラベルでした🏷
ホテルで新入社員として働き始めて、始めてサービスしたシャンパンでもあります🥂
印象的なマダム・クリコが描かれている、王冠を開けるとリッチで華やかな香りが立ち上がったことを覚えています。
ヴーヴ・クリコは1772年の創業以来、常に最先端の感覚を纏い、偉大な女性と呼ばれるマダム・クリコの「品質はただ1つ、最高級だけ」というセリフを信念に作り続けられています。
マダム・クリコは銀行家と結婚しました。
フィリップ・クリコ、マダム・クリコともに裕福な家庭環境で育ち、2人の結婚祝いに両親からのプレゼンントとして銘醸地であるぶどう園を与えられました。
彼はぶどう園に惹かれ、銀行を退職し、シャンパン造りにに専念し始めたのですが、その直後死去。マダム・クリコは亡き夫の意思を引き継ぎ、27歳の若さで自らシャンパン造りに没頭することになりました。
ヴーヴ・クリコ(未亡人)という名称もこのような歴史的背景から名付けられたものです。
彼女が「偉大だ」と呼ばれるには経営者としても優れており、ブランド力を高め続け、フランスを代表するシャンパーニュの1つにまで成長させました。
1816年、大量の注文を乞いなすために、シャンパンの製造工程でネックになっていたオリを除去するための方法として動瓶を導入しました。動瓶は「ルミアージュ」と呼ばれ、シャンパーニュ造りの工程で今では必ず行われる行程となりました。
その思いは輸出面でも成功を成し遂げ、1987年にLVMH(モエ・ヘネシールイ・ヴィトン)の傘下に入ルト、販売網は一気に拡大し、イギリス エリザベス2世に気に入られたことでイギリス王室御用達のブランドとして世界に名だたるブランドとなりました。
イエローラベル以外にも赤ワインをイエローラベルに加えることで完成したローズラベル、シャルドネの存在感の高いホワイトラベル ドゥミセック、オンザロックで楽しめるドサージュブレンドのクリコ リッチとクリコ リッチ・ロゼ、ヴィンテージシリーズ、さらにヴーヴ・クリコのプレステージシャンパーニュであるラ・グランダムなどなど時代とともに様々なシャンパーニュを独自のスタイルで生み出してきました。
マダム・クリコの歴史が詰まったシャンパーニュは様々なシーンで楽しめます。