有名なイタリアワインといえば、必ず名のあがるキャンティですね☺️
キャンティのフィアスコってなぁに?
今では市場では見れれなくなってしまった、フィアスコですが、その昔、キャンティはフィアスコと呼ばれる藁に包まれた独特な形状のボトルに入っていて、それがキャンティのシンボルでした。
1980年代以降、キャンティ・クラシコ協会が世界のマーケットを意識し、フィアスコが安価なイメージにつながると考え、フィアスコを使わないように生産者に指導したため、フィアスコのキャンティがなくなっていってしまいました。
キャンティの歴史
キャンティの歴史は14世紀に遡ります。
プラートの町で始まったブドウ栽培がその後、フィレンツェの貴族やリカソリ家によって有名になりました。
1716年トスカーナ大公コジモ3世がキャンティ、カルミニャーノ、ポミーノなど、世界初の原産地保護をしました。
1870年まで、飲みづらかったサンジョベーゼのキャンティを飲みやすくするために、サンジョベーゼ70%、カナイオーロネーロ20%、マルヴァジア10%の比率を提唱しました。
飲みやすくなったキャンティは普段から気軽に飲めるワインとして、イタリアだけでは留まらず、世界中に普及していきました。
キャンティはその後、大量生産されるようになり、フィアスコに入れられたワインは低価で売られ、キャンティと名付ければ売れる事態へとなりました。
そのため、キャンティのエリアが拡大され、色々な場所でキャンティが造られるようになってしまったのです。
そのことで、古くからキャンティを造っていた生産者たちが、新たな教会を作り、歴史ある伝統的なエリアを「キャンティ・クラシコ」と名付け、独立した形となりました。
4種類ものキャンティ・クラシコを造る唯一のワイナリー。トスカーナでもキャンティ・クラシコのスペシャリストとして1000年前から歴史を築きあげてきました。
バディア・ア・コルティブオーノはキャンティの心臓とも言えるガイオーレ イン キャンティに位置しています。
こちらもキャンティの基礎を築き上げてきた名門のワイナリーです。
濃密で抜群の安定感のあるワインです。
濃いガーネットの色調で非常にバランスの良いワインです。
私のお店でも主要アイテムとして活躍しているキャンティです😊