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ワイン概論 その①
ソムリエ教本でもワイン概論は目次の最初に登場します🍷
ワイン概論はソムリエ・ワインエキスパートの試験問題でも比較的出題数が多い部分です。
特にマーカーを引いたところは赤い文字の部分は重要だよ😊
酒税法による酒の分類
日本の酒税法では「15℃においてアルコール分1度以上(薄めて1度以上の飲料とできるものまたは溶解して1度以上の飲料とできる粉末状のものも含む。)の飲料」を酒類と定義しています。
これは日本においてのお酒の分類ですので、世界でアルコールの基準はバラバラです。
ワインとはブドウ果実を原料として醸造した酒類のことを言います🍇
シードルとはリンゴから造られたスパークリングワインです。
老酒(ラオチュウ)は中国で最も古くからあるお酒で黄酒(ホワンチュウ)の一種です。主に米が原料です。紹興酒とよく間違えられますが、造られている場所が違います。
ヴェルモットとは白ワインをベースにニガヨモギなどの香草やスパイスを混ぜて造られるフレーバードワインです。
ワインの統計(2018年)
●世界のブドウ栽培面積 約746万ha
●世界のブドウ生産量 約7,780万トン
●世界のワイン生産量 約2.9億hℓ
●世界のワイン消費量 約2.5億hℓ
国別ワインの生産量(2018年 O.I.V)
1位 | イタリア | 54.8mhℓ 18.8% |
---|---|---|
2位 | フランス | 48.6mhℓ 16.6% |
3位 | スペイン | 44.4mhℓ 15.2% |
4位 | アメリカ | 23.9mhℓ 8.2% |
5位 | アルゼンチン | 14.5mhℓ 5.0% |
イタリア、フランスの順位は年々、入れ替わっていますが、1位から4位に入る国は重要ですので、覚えておきましょう😊
国別ワインの消費量(2018年 O.I.V)
1位 | アメリカ | 33.0mhℓ |
---|---|---|
2位 | フランス | 26.8mhℓ |
3位 | イタリア | 22.4mhℓ |
4位 | ドイツ | 20.0mhℓ |
5位 | 中国 | 17.6mhℓ |
アメリカのワインの消費量は年々、増加傾向にあります。
ワイン概論からの模擬テスト✏️
問題1
次の中からO.I.V.の統計による、2018年のフランスとイタリア合計のワインの生産量が世界全体に占める割合に最も近い数値を選択してください。
① 15%
② 30%
③ 25%
④ 40%
問題2
次の中から日本の酒税法において「穀物原料の醸造酒類」に分類されるものを選択してください。
① 清酒
② ヴェルモット
③ ジン
④ シードル