ロシアトップのワイナリー「ファナゴリアワイナリー」
ロシアワイン。これもまた、日本ではまだ馴染みの少ないワインだと思います。
日本で手に入るようになったロシアのワインの中でもファナゴリアワイナリーのワインはかなり、美味しいです。
今回、白ワインを2000円で購入しました。
ロシアのワイン正直、あまり期待はしていませんでした。始めて手にする国のワインだったので、興味本位で買いましたが、驚くほどの高いクオリティーで、2000円はかなり安いと思いました。
フランス産のアリゴテ、リースリングよりも色調、味わい共にしっかりしている印象さえ受けました。
ファナゴリアワイナリーはロシアトップクラスのブランドで、ワインの他、ブランデーやウォッカの生産が有名で、生産量は年間2,000万リットル以上にもなります。
ロシア国内でも高い人気を獲得しており、世界からも注目されているワイナリーです。
ロシアでも南側に位置しており、クラスノダール地方にあるタマン半島にワイナリーはあります。
北緯は45度で、これはフランスの銘醸地ボルドーと同じ緯度に位置しています。
タマン半島は北のアゾフ海と南の黒海を分けるように東から西へ向かって伸びており、西はケルチ海峡を隔ててクリミア半島と向かい合っています。
この地域は豊富な日照量に恵まれた火山灰土壌となっており、ミネラルを多く含んだ糖度の高い葡萄が作られています。
テイスティング
・品名 アリゴテ・リースリング
・アルコール分12.8%
・原産国 ロシア
・生産者 ファナゴリアワイナリー
濃淡は中程度のイエロー。粘性はやや強め、ディスクは中程度。
ロシアを想像した時に冷涼な地域を想像していたので、淡い色かと思ってましたけど、想像以上にしっかりとした色合いの黄色でした。
ライム、切ったばかりの洋梨の香りを中心に、石灰を含んだミネラル香、ペトロール香が感じられる。
酸味が豊かでとてもキレの良いシャープな印象。ピリピリと舌先に感じる刺激はあるが、とても心地良い(発泡の印象がある)。爽やかで軽快な柑橘果実とミネラルが口の中で広がります。