ハイブランドが手がけるワイン
シャネルが所有する一流ワイナリー
ファッション業界だけではなく、ワイン業界からも最も注目を集めているブランドがシャネルです。
ワインのラベルにシャネルと記載されていないので、ワインだけ知っているワイン好きの方も多いと思いますが、フランスのボルドーに2つのシャトーとアメリカのカリフォりにあで1つのワイナリーを所有しています。
シャトー ローザン セグラ
マルゴー村のすぐそばにシャトー・ローザン・セグラのブドウ畑が広がっています。
ブドウ畑の比率はカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー30%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド3%となっており、以前よりもカベルネ・フランやプティ・ヴェルドの作付けが多くなっています。 平均樹齢は35年。
数千年前に堆積した粒の細かいグラーブが暑い層になっています。
1661年にピエール・デ・メサレス・デ・ローザンが、ガシー家のワイナリーを購入したことから始まっった、由緒あるシャトーです。
このワイナリーは現在、シャトー・ローザン・セグラ、シャトー・ローザン・ガシー、シャトー・デスミライユ、シャトー・マルキ・ド・テルムの4つに分割されています。
あの、トーマス・ジェファーソンもまた、ローザン・セグラのワインに魅了されてワインを買い占めていたと言われており、1700年代も名声が高かったことがわかります。
しかし、その後、フィロキセラや霜害でブドウは深刻なダメージを受け、ブドウ畑の植え替えや設備投資も必要な状態で、莫大な資金が必要になり、1960年、イギリスの海運会社John Holt Ltd.に売却されました。
1960年〜1970年代のローザン・セグラはボルドー2級の格付けからはかけ離れた低い評価を受け、低迷してしまいます。
1983年、ボルドー大学のエミール・ペイノー教授をコンサルタントとして迎え改革が行われ、
1986年、20台のステンレスタンクと近代的なセラーが導入
徐々に名声が回復していく中、
1994年「シャネル」のオーナーであるヴェルテメール家の経営により、巨額の資金が投入され、劇的に高い評価を獲得しています。
そして、シェネルがオーナーとなり、約20年経った今では、1級シャトーに匹敵すると言われてるほど成果を見せ始めています。
シャトー・カノン
1760年、フランスの海軍に属していたジャック・カノン氏がブドウ栽培に適している場所だと見抜き、この土地を購入したことから始まりました。
畑はサンテミリオンの南西部に位置し、コートと呼ばれる厚い石灰岩土壌です。
1996年から「シャネル」がオーナーとなりました。
プルーンのような印象の長熟なワインに仕上がります。
サン・スペリー
1982年、ロベール・スカリが、ナパ・ヴァレーの山間に600ヘクタールの土地を買収し、1989年にサン・スペリーを設立したことが始まりのエステート(自社畑)ワイナリーです。
シャネルが所有してからもフランスのシャトーの伝統が受け継がれ、ナパ・ヴァレーのテロワールを最大限に活かした質の高いワイン造りを行います。
サステイナブル農法が実践し、ほとんどがボルドー品種。
嬉しいのは価格帯です。シャネルが手掛けていても、手が出せる値段です😊