パイパー・エドシック
シャンパーニュのパイパー・エドシックが、今月25日に開催される第93回のアカデミー賞向けに限定生産するシャンパンパッケージを発表しました🍾✨
ポップなデザインのボトルの上部にはオスカーという文字が印象的です✨
受賞式ではマグナムボトルでの提供となるそうです!
インパクトありますね😊
パイパー・エドシックは歴史もさることながら、様々なバリエーションのパッケージでコレクターを楽しませてくれます。
パイパー・エドシックとオスカーを主催する映画芸術科学アカデミーのパートナーシップとなっており、今までもコッポラ監督などともコラボレーションしてきました。
その他香水をイメージしたパッケージやリップをイメージしたパッケージなど、女性へのプレゼントにはお勧めのシャンパンです。
それもそのはず、パイパー・エドシックはあの歴史的にも有名なマリー・アントワネットに献上した王室御用達のシャンパンでもあります。
先日、このブログでも紹介したエドシック・モノポールとこのパイパー・エドシックは元々は1つのシャンパン・メゾンでした。
その歴史は1785年まで遡ります。シャンパーニュでも最も古いメゾンの1つです。
このコラムでエドシック・モノポールを紹介しています😊お勧めの記事です
ドイツ人羊毛商、フロレンツ・ルードウィッヒ・エドシックが、シャンパーニュを訪れた際、同じ羊毛商のニコラ・ペルトワと恋に落ち、1785年にペルトワの娘と結婚したことが始まりで、その時フランス向けにフローレンス=ルイ・エドシックに改名しました。
その後、フローレンスの息子が二代目として跡を継ぎますが、若くして亡くなってしまいます。次に、ドイツにいた3人のフローレンスの甥が事業を継ぐことになりましたが、3人は意見が合わずに「パイパー・エドシック」「シャルル・エドシック」「エドシック・モノポール」に分裂してしまうことになります。
1初代のフローレンス=ルイ・エドシックは、フランスのサロン文化に強い憧れがあり、当時のフランス王妃、マリー・アントワネットの大ファンだったそうです。
フローレンスは、「王妃にふさわしいシャンパーニュを造りたい」という一心でシャンパン造に没頭し、シャンパーニュ「フローレンス・ルイ」の第1号をマリー・アントワネットへ献上します。
思いは届き、王室公式シャンパーニュという肩書きをもらい、社交会デビューしました。
パイパーはその後、シャンパンビジネスとプロモーションに力を注ぎます。映画の関係は1933年に遡ります。
パイパー・エドシックのボトルがスタン・ローレルとオリバー・ハーディのコメディ映画「SONS OF THE DESERT(極楽発展倶楽部)」のワンシーンに登場したことが始まりで、その他、オードリー・ヘップバーンのミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」では、主演男優賞のレックス・ハリソンを、彼の身長の177センチと同じ高さの48リットル瓶で祝ったそうです。
「ザ・ムービー・シャンパーニュ」という異名をとるようになったパイパーはその後、有名スターであったマリリン・モンローなど数々の著名人からも愛されるシャンパンとなりました。
それからというものパイパーはレッドカーペットを連想させる真っ赤なラベルでカンヌ映画祭の公式シャンパーニュにもなっています。