フランスは世界のワイン産出国の中でも、特に優れたワインを生産し続けており、歴史的背景から見てもどの国もフランスをお手本としています。ですので、ワインを知るにはまずはフランスワインから知ることがおすすめです😊
ソムリエ試験の問題も大半はフランスから出題され、まさに、基盤となります。
まずはフランス3大地方から覚えよう💡
シャンパーニュ地方、ブルゴーニュ地方、ボルドー地方この3つの地域ではそれぞれ、違うタイプのワインが生産されており、世界各国のワイン生産者たちはこの3つの地方をお手本としてワインを作っています。
●シャンパーニュ地方…フランスの産地の中で最も北にあり、ブドウ栽培の北限に近い場所に位置しています。そのため、発酵が終了する前に微発泡がワインに生じ、このドン・ペリニョンの発見により、シャンパーニュはフランスをはじめとし、宮廷や世界の上流階級社会を虜にしました。
※ドン・ペリニョンがシャンパーニュを発見した人という逸話が有名ですが、様々な畑のブドウを選別し、アッサンブラージュ(ブレンド)を行い、天候にかかわらず品質の高いワインを生み出した人であるというお話が有力です。
このシャンパーニュをお手本とし、現在、各国でスパークリングワインは生産されていますが、シャンパーニュを名乗れるのはシャンパーニュ地方でAOCの規定を遵守して作られているワインだけとなっています。
詳しくはhttps://kamiyutan.com/__trashed/
こちらもご参考にしてください😊
●ブルゴーニュ地方…4世紀にはすでに銘醸地としての名声が広がっていました。ボルドーとは違い、単一品種からワインを作り、ワインのボトルの形も「なで肩」のボトルです。カトリック修道会がワイン造りを洗練させ、王侯貴族たちに長く愛飲されて来ました。土壌が入り組んでおり、同じ品種のワインでも畑ごとの違いが楽しめるワインとなっています。AOCの約4分の1に当たる100のAOCを持っています。
生産量はボルドーの約半分。昔ながらの農家が機会生産せずに、手作業でじっくりこだわって造られているワインがほとんどです。
●ボルドー地方…ボルドーとは「水の辺」という古語からきています。その名の通り、ボルドーは港として世界につながり、フランスの重要な役割を果たしてきました。ブルゴーニュと同様4世紀には銘醸地として知られていました。ブルゴーニュが単一品種から造られているのに対して、ボルドーでは複数のブドウをブレンドして造られ、ワインのボトルの形も「いかり肩」のボトルです。フランスAOCの中では最大面積を誇ります。
世界を見渡してもボルドーが最大良質ワイン生産地と言われています。
フランスワイン3大地方は地図で示すとだいたい、こんな感じです😊
ブルゴーニュもボルドーも2世紀頃からワイン造りは始まっていました。
長い歴史を背景に、新興国におけるワイン造りに関しても、ブルゴーニュとボルドーをお手本とし、ブルゴーニュ系の品種であるピノ・ノワールを使ったワインは「なで肩」のボトル、カベルネ・ソーヴィニョンを使ったワインは「いかり肩」のボトルで使い分けられています。(例外もあります)