ワインのマリアージュとは
マリアージュとはフランス語で「結婚」を意味しています。
『美味しい料理をワインの力でもっと美味しく✨』
お互いの相乗効果で持ち味を引き出し、単独で味わうよりもさらに美味しくなるという理想のコンビネーションのことをマリアージュと呼んでいます。
「肉には赤ワイン、魚には白ワイン」ワイン好きの方なら、誰でも聞いたことがあるセリフかもしれません。
でも、実際のところ、鶏肉料理には白ワインがあうことの方が多いですし、赤身の魚や青身の魚にはライトからミディアムボディの赤ワインの方があう事の方が多いです🍷
ソムリエをしていて、「トマトにあうワインは?」などと聞かれることも多いのですが、実際のところ、トマトは生の場合は白ワイン、火を入れると赤と相性が良くなります🍅
要するに、素材だけではワインは決められず、どう調理したか、どう味付けしたかがポイントになってきます。
<マリアージュの方程式>
料理=素材+調理法+味付け
マリアージュ=料理✖️ワイン
牛肉🐄
素材が真っ赤な色の牛肉には赤ワインをチョイス😊
霜降りにはメルロなどのまろやかなワイン、赤身にはカベルネなどの渋みのあるワインがよく合います。
豚肉🐖
素材がピンク色の豚肉には赤、ロゼ、白ワイン選択の幅が広いお肉です。
豚肉は素材だけで検討をつけることは難しいです。
鶏肉🐓
素材が白に近い鶏肉はワインも白ワイン向き。
脂肪分の少ないささみにはリースリングやソーヴィニョン・ブラン
ももや手羽先のように脂身の多い部分にはシャルドネなどの品種がおすすめです。
先ほどのトマトの話のように生なのか、火を通すのかでワイン選びは変わってきます。
生、蒸し料理、揚げ料理の場合・・・
この調理方法の場合、素材を生かした調理法のためSTEP1の素材の印象のままワインを選びます
煮物、炙りもの、焼く、炒めるの料理法の場合・・・
この調理法の場合、素材の食感、香り等が変わり、脂も落ちていく場合があるため、一旦、STEP1で受けた印象をリセットします
ワイン選びでもっとも重要なポイントになってきます。
基本的には味付けの際、使用するものに似た香りを持つワインと合わせていきます。
例えば・・・
ハーブにはソーヴィニョン・ブラン、黒胡椒にはシラー、赤ワインで煮込めば煮込みの際に使った赤ワインなど