ワインのボトルの形が違う理由
同じフランスでも、どうしてボルドーとブルゴーニュでワインボトルの形が違うのか?その答えはこのコラムで説明してるよ😊
ワインボトルの底が窪んでいる2つの理由
理由その①ワインの澱をためるための工夫
ワインはボトルによって、底の窪みの暑さが違います。
ほとんどのボトルは窪みを作り、底上げされているものが一般的です。
ボルドーのワインや南西地方のタナなどを使ったワインは物によっては親指がすっぽり埋まってしまうほど、底上げしてあるものがあります。
これは、熟成過程で生じるワインの澱を底で溜めるように工夫されたデザインなのです。
ワインを注ぐときも、底が綺麗な平らだったら、乱暴なストロークで澱がグラスに入りやすくなってしまいますが、底を窪ませることで、入りにくくすることが可能です。
理由その①ウォーター・ハンマー現象を防ぐ
2分後・・・
ビンを壁に打ち付けることで、内部で強い圧力が発生します。
ワインが少しずつコルクを押し上げるため、オープナーがなくてもワインを開けることが可能です。(強く叩き過ぎたら、割れてしまうので、タオルなんかで底をガードしてください)
この圧力は想像以上に大きく、特にスパークリングワインのようにガス圧の高いものは衝撃が強く伝わります。
シャンパンのように澱が生じにくいワインにも窪みがあるのは、このような衝撃を分散させるために窪んでいるのです。
特に、シャンパンの瓶が重い理由も圧力に耐えれるように厚みも加えられています。
クリスタルは、何度も毒殺されそうになり、悩んでいたロシア皇帝に安心して飲んでもらえるように特別にデザインされた瓶です。
黒いガラス瓶ではなく、透明なクリスタル製になっており、底の窪みに毒物を入れられないように見た目で分かるよう底を厚くし、窪みを作らないように特別にルイ・ロデレールが作りました。
クリスタルに関してはこちらのコラムでもっと、詳しく書いてます😊
ワインのボトルの形にはこのように、ちゃんとした理由があるんです😊